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憑神

時は幕末。将軍の影武者を代々務めてきた由緒ある家柄の出である別所彦四郎は、幼い頃より文武に優れ、秀才の誉れ高かったが、最近は暇を持て余す日々を送っていた。
ある日見つけたお稲荷様に祈ったところ、彦四郎は災いの神様を呼び寄せてしまう。不幸の神様たちに取り憑かれてしまった彦四郎の運命やいかに。(2007年)

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サイレン

1590年アメリカ。ロアノーク島で島民全員が突然失踪。しかしロアノーク島には乱闘の跡も無く、唯一手の掛かりとなったのはある家の柱に残された【Croatan】という文字だけだった。

1872年大西洋。以前に海上で突如失踪したマリー・セレスト号が発見されるが、乗組員の姿はなく船室に残された航海日誌には【12月4日我が妻マリーが】と唐突に終わっていた。 そして1976年、日本・夜美島。嵐の夜に全島民が消失し、保護された男・土田圭は狂ったように『サイレンがなったら外に出てはならない!!』と繰り返し叫んでいた。

それから29年後、天本由貴はフリーライターの父・真一と弟・英夫と共に、体の弱い英夫の遠地療養の為、夜美島に引っ越してきた。
そこで由貴達を待っていたのは、異様な島の空気だった。
島に根付いた奇妙な文化と伝承。島の中心部に聳え立つ謎の鉄塔。しかも由貴達は余所者ということで島民達から冷たい視線を浴びせられる。
しかし隣人の里美や島の医師・南田豊の助けもあって、徐々に島の生活に慣れていった。だがその時から島に不穏な空気が漂い始める。
そしてある日突然島にサイレンのような轟音が鳴り響いた。(2007年)

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どろろ

はるか昔か、遠い未来か定かではない時代。

とある街の酒場で、踊り子に化けた魔物と戦う青年百鬼丸を目撃したコソ泥どろろ。
百鬼丸は身体の四十八ヶ所を魔物に奪われており、その欠けた箇所を義肢で補っていた。
通りすがりの琵琶法師から百鬼丸の身の上話を聞いたどろろは、その左腕に仕込まれた魔物を爆発蒸散させることのできる妖刀に興味を持ち、付きまとうようになる。
初めは鬱陶しがっていた百鬼丸だが、時を重ねていくうちにしだいに心を開き、共に魔物を倒し、元の身体を取り戻すための旅をする。

旅をしていく中で深まる二人の絆と、次々と明らかになってゆく百鬼丸の過去。 どろろの両親の仇、醍醐景光とは何者か。 何故百鬼丸は身体の四十八ヶ所を奪われたのか、百鬼丸の本当の両親は誰なのか。 その謎が明かされたとき、物語は大きく動き出す…

父の野望のため身体を奪われし者―――

そして時の権力に両親を奪われし者―――

失われた身体と心を取り戻すための二人の旅は続く。(2007年)

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打撃天使ルリ

普段はどこにでもいるような女子高生・ルリ。しかし彼女は「打撃人類」という特殊な人間であった。彼女の怒りが頂点に達した時、自らの拳のみを武器として悪に立ち向かう。(2008年)

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