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サイレン

1590年アメリカ。ロアノーク島で島民全員が突然失踪。しかしロアノーク島には乱闘の跡も無く、唯一手の掛かりとなったのはある家の柱に残された【Croatan】という文字だけだった。

1872年大西洋。以前に海上で突如失踪したマリー・セレスト号が発見されるが、乗組員の姿はなく船室に残された航海日誌には【12月4日我が妻マリーが】と唐突に終わっていた。 そして1976年、日本・夜美島。嵐の夜に全島民が消失し、保護された男・土田圭は狂ったように『サイレンがなったら外に出てはならない!!』と繰り返し叫んでいた。

それから29年後、天本由貴はフリーライターの父・真一と弟・英夫と共に、体の弱い英夫の遠地療養の為、夜美島に引っ越してきた。
そこで由貴達を待っていたのは、異様な島の空気だった。
島に根付いた奇妙な文化と伝承。島の中心部に聳え立つ謎の鉄塔。しかも由貴達は余所者ということで島民達から冷たい視線を浴びせられる。
しかし隣人の里美や島の医師・南田豊の助けもあって、徐々に島の生活に慣れていった。だがその時から島に不穏な空気が漂い始める。
そしてある日突然島にサイレンのような轟音が鳴り響いた。(2007年)

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